まずは「禁煙決戦の決意」と、「禁煙決戦の理由」から。なにごとも最初の決意が肝心です。




24日目。煙幕。

引き続きパワー系のJT兵の襲撃が。

この戦いには慣れているけれど、だからといって疲れないわけじゃない。油断はできない。油断をした瞬間に、僕はニコチン中毒に戻ってしまうのだから。

 

「吸いたい」っていうつよい気持ちは、脳みそに煙幕をはる。

 

あまりに視界が悪くなって、周囲がなにも見えなくなる。それまで見えていた「煙草は僕から人生を奪っていく」という事実が、とたんに視界から消えてしまう。

その瞬間に、煙草をくわる。

そうやってJTに負けた経験が、僕にはなんどもある。

 

でも今回は負けない。

「吸いたい」という気持ちの正体がJT兵だと分かっているから。

あいつらの思い通りになってたまるか。

 

たしかにJT兵はしつこい。

いつになったら「吸いたい気持ち」はなくなるのだろう。

JT兵がいなくなるのだろう。

僕だって不安になる。

 

でも、

「禁煙を3日目よりも、1ヶ月目のほうが断然キツい」

なんてことを、僕らは人からきいたことがない。

実体験としてだって、JT兵は1ヶ月もすればほとんど姿を見せなくなる。

 

だから、この不安は、まやかしだ。

僕らの心を折って、またニコチン中毒に戻そうとするJT兵の仕業でしかない。

 

もういちどつよく思う。

あいつらの思い通りになってたまるか。

今日も勝てる。ぜったい勝つ。

禁煙23日目。パワー系の逆襲。

ほんと油断は禁物だと思う今日この頃。

 

JTの刺客(喫煙衝動)はだいたい倒した、

もう煙草を吸いたくなることなんてほぼないんじゃないか、

という時に限って、

死の丘を彷彿とさせるような、

重量級のJTの刺客がとつぜん現れる。

 

もちろん数も少ないし、レベルも低いんだけど、

こっちは準備をしていないもんだから、

血みどろの戦いになる。

 

「こんなところで負けるわけにはいかない」

「この喫煙衝動は、JTの刺客なんだ」

「絶対に、倒すんだ」

 

こっちも死にものぐるいだ。

でも、死にものぐるいになれば、決して負けない。なんせ死の丘を越えてきたわけだし、なんなら僕があの禁煙初期3日間を超えたのは1度や2度やじゃない(それだけが禁煙回数の多い人間の強みだ)。お前らみたいなザコに負けるわけがない。

 

もし本気で僕をニコチン中毒に戻したいなら、

もっと束になってかかってこなけりゃ、

僕のことは倒せないぞ。

 

そしていったん敵を蹴散らせば、

すぐに喫煙衝動は収まる。

大丈夫、僕は前に進んでる。

今日も勝てる。

1ヶ月までの道のりは、もう3/4まで来た。

もうすぐだ。

禁煙22日目。アサシンの本領。

「今日も、JTの刺客に勝つぞ」

という決意を込めて、

僕はこのブログを毎日、

一日の始めに書く。

 

でも、今日は書きはじめるまで

煙草のことを思い出さなかった。

 

3週間目を過ぎた。

いよいよ大戦場をひとつ後にしたんだ。

その実感がある。

 

相手は兵力のほとんどを失ったし、

死の丘のような死闘を迎えることはもうない。

 

あとは、僕をニコチン中毒に戻そうと、

執念深く追ってくるJTの刺客を、

ひとつひとつ潰していけばいい。

 

 

とはいえ。

僕はこの場所まで、過去にも4回達してる。

そのうち2回は1ヶ月目で、

「1ヶ月やめたし、もう煙草が嫌いかどうか試してみよう」

と一口吸ったところで失敗した。

 

残る2回は3ヶ月目で、

「もう完全に止められた。1本吸ったところで、戻らない」

と1本吸ったところで、戻った。

 

敗者の帰還だ。

 

恐ろしいのは、

僕はどうして失敗したのかさえ、

理解できなかったことだ。

 

でも今回は決戦に臨んでる。

絶対に勝つと決めた総力戦だ。

分析だって極め尽くした。

 

アサシンタイプの本領は

「どうして失敗したのか」

さえ気づかせないうちに禁煙を失敗させることにある。

 

彼らは僕が気がつかないうちに、

すーっと背後に忍び寄って

「1本吸ったところで、戻らない」

と耳打ちする。

 

もし自分の心に

「1本吸ったところで、戻らない」

と聞こえたら、それはJTの刺客の声だ。

 

その事に気がつかず、

僕はまんまと(4回も!)斬られた。

 

反省も含めて、もういちど自分に言いたい。

 

ニコチンとの戦いは、

JTとの決戦は、

「煙草を吸っても戻らないかどうか」の勝負じゃない。

「煙草を一口でも吸わないかどうか」の勝負だ。

 

 

よし。今日も勝てる。

禁煙21日目。煙草で儲ける人たちは。

 きたぞー! 3週間!

 

海を越え、山を越え、

試練があり、苦難があり、

それでも禁煙3週間目にやって来た。

 

僕らはもう以前の自分とは違う。

精神的にも、肉体的にも。

前とは、違う人間になってる。

 

喫煙衝動との戦い、JTの刺客との一番きつい戦闘の時期はもう超えた。

 

あんな戦いをくぐり抜けてきたんだ、僕らはもういっぱしの戦士だ。

 

これまでのJTとの刺客との戦いを振り返ってみると、こんな感じだ。

 

・禁煙1日目(死の丘)

戦場に足を踏み込む。四方八方をとりかこむ丘(死の丘)の上から、僕に煙草を吸わせようとするJTの刺客軍が雪崩のように押し寄せてくる。しかも一人一人がレベル50以上のウォリアータイプという強敵。生き抜けるかどうかは、半分は運だと思う。

 

・禁煙2日目〜3日目(死の丘)

血煙舞う戦場。相手の数はそのまま、レベルは最高99までのラスボス級がやってくる。ここは気力で戦い抜けるしか方法がない。しかも喫煙衝動だけでなく、頭痛や眠気などの離脱症状も同時に相手にすることになる。もちろん仕事はまずできないので、ゲームをしたり漫画を読んだりして、気を散らせてしのぐしかない。

仕事をしながらこの死の丘を乗り越えた人がいるなら、それはほんとうに尊敬に値する。

 

・禁煙4日目〜7日目。(激戦の谷)

ようやくたどり着くのは激戦の谷。谷底にまだ明かりは届かない。「いつか楽になるんだろうか」と希望のようなものを探しながら僕らは歩く。

ここでもレベル50〜70クラスのウォリアータイプが断続的に丘から攻め降りてくる。だけど死の丘ほどのパワー兵はいない。その代わり、混乱をもたらすウィザードタイプが多く出没する。「そもそもニコチンではなく、禁煙自体が悪いんだ」「1本吸っても、また止められる」などと論理的に間違っていることを考え出す。

 

・禁煙7日目〜14日目(茨の森)

JTの刺客の数はガクンと減る。レベルも30以上の刺客はまず現れない。もちろんそれでも単体としては強敵で、油断したらこちらが倒されしまうだろう。でも死の丘を越えてきた腕と自信が敵を蹴散らす。

この茨の森の戦いはそこまで厳しくないけれど、そのかわり、僕らは離脱症状に囲まれて身動きがとれなくなる。とくに、いちど襲われたら気絶同然となる眠気の強襲は本当に危険。これはJTの刺客が遠方から唱えている「ラリホー」ないし「ラリホーマ」だ。対抗方法はない。襲われたら10分でもいいから眠るべきだ。禁煙一ヶ月過ぎても「ラリホー」が届くことはほとんどないので、ここが耐えどころとなる。

一方で、また体質改善実感がはじめるのもこの頃。早い人は煙草の煙が嫌いになる。

 

・禁煙15日〜21日目(急流の河)

JTの刺客側もすでに大半の兵士を送り出してしまって、手元に刺客があまりいないのだと思う。敵の数はまたがくんと減る。相手のレベルも平均して20くらいだ。気さえ張っていれば、はっきり言って負けることはないと思う。しかし僕らが警戒を解こうものなら、アサシンタイプを速攻送り込んでくる。

またこの時期にもごくたまに、死の谷の再来のような、レベル90以上のウォリアータイプの猛攻を受ける人がいる。今回僕は受けなかったけれど、以前の禁煙でこの時期にものすごい喫煙衝動に襲われたことがあった。これはキツかった。ただし、それでも最後の猛攻だ。この猛攻をしのげば、これ以降レベル90以上のJTの刺客が現れることはまずない。以降の戦いはウィザードとアサシンい限定される。

ラリホー」は引き続き唱えられるが、全体的には体質改善がなされているのを実感できる。また喫煙をやめて時間が増えていくのを日に日に感じるようになる。いままでやりたくてもできなかったことが、ひとつひとつ可能になっている。(みんな映画を見よう!マンガを読もう!)

 

こんなところだ。

 

煙草を吸っていた、ということだけで、

やめるのにはこれほどの道のりを歩かなければならない。

しかも、この決着はまだまだつかないんだ。

 

そう思うと、本当に煙草はとんでもない麻薬だと思う。

僕らが煙草を吸って与えられる物はなにもない。

ただ、やめるときの苦痛が予約されるだけだ。 

 

まったく、煙草ってなんなんだろう。

 

煙草とは、煙草会社と、政府のものだ。

 

消費者を深刻な中毒にして、

売上げと税金で、金を儲ける。

そのためのシステムだ。

 

じゃあ実際に、煙草会社はどれくらい儲かっているのだろう。

というか、煙草会社で働いている人たちは、

どれほど給料をもらっているんだろう?

 

 

heikinnenshu.jp

 

 

なるほど。

これってどれくらいの水準なのか。

日本の平均年収を調べてみると……

 

heikinnenshu.jp

 

 

JTの平均年収は868万円

日本の平均年収は430万円

オーケー。

そういうことね。

 

中毒性のある商品を売り、

ニコチン中毒者を大量生産しているJTは、

日本の平均年収の2倍の給与を社員に出してる。

 

一方で僕らは、

煙草に含まれる有毒物質のために健康を損ない、

そのことを頭ではわかっているんだけど、

深刻なニコチン中毒状態になっているために自制がきかず、

この商品を買い続けさられる。

 

そりゃ、儲かりますね。

 

これが政府のお墨付きとあるんだから、

僕はかるく絶望する。

 

もう僕はこんな会社を儲けさせたくない。

だからこそ、決戦には必ず勝つ。

禁煙20日目。一日一倒。

朝起きてから、

煙草のことを思い出すのに、時間があいてきてる。

 

吸いたい気持ちはどんどん減ってきてる。

 

ここ数日間、とくにそうだ。

 

でも、煙草を忘れたときが、

いちばんJTの刺客に狙われやすい。

 

だから僕はこの決戦に臨むにあたって、

意識的に煙草のことを思い出すようにしてる。

 

必ず一日一回、

喫煙について考えて、

その害悪を指さし点検する。

 

喫煙について擁護できる部分をすべて考え、

その上で、あらゆる可能性を棄却する。

(事実なにも擁護できない)

 

意識的に、JTの刺客と対峙して、倒す。

一日一倒。

そうしている間は、油断しないしね。

 

ぜったい負けないからな。

決戦は僕が勝つ。

 

禁煙19日目。肺がす問題。

もうちょっとで三週間目。

 

三週間と言えば、体内から

ニコチンの影響がなくなると言われてる期間。

 

もう「吸いたい」っていう気持ちは

ほとんど起こらない。

 

煙草のことを思い出すことはもちろんあるけれど、

それが「吸いたい」という気持ちに直結しない。

 

ただ

「吸いたいとは思わないんだけど、なんだこの感覚」

とは思う。

 

なんか、ちゃんと空気を吸い込めていないような。

 

胸が重いような。

もやっとするような。

 とにかく、肺がすっきりしない。

 

そう、「肺がす」問題。

 

べつに煙草を吸いたいわけじゃないけど、

肺がもやもやする。

これは、禁煙したことがある人にしかわからない感覚かも。

 

でも心配無用。

この感覚がある限り、僕は決戦に負けることはない。

肺がもやもやしてるときは、

僕らがちゃんと煙草を警戒してるときだ。

 

それこそ、禁煙初期三日間は、

悶絶するほどの禁断症状と闘っていたわけで、

それをレベル99のボスだとすれば、

こんなのレベル5クラスの簡単な相手だ。メラで倒せる。

 

 

むしろ、注意しなくちゃ行けないのは、

一ヶ月を超えたあたり、

この「肺がす」がどんどん薄れてくるころだ。

 

「肺がす」が晴れて、胸がすっきりすると、

当然だけど、

煙草から意識がどんどん遠ざかる。

 

そのころに、ひょっこり現れるアサシンタイプ。

そのJTの刺客に僕らはコロっとやられやすい。

 

いわば、もう敵がやってこないと安心して、

武器も防具も外してしまい、

体力も魔力も補充していない油断した状態。

 

そんな中で不意打ちに遭遇すると、

たとえレベル20くらいの中ボスでも、

僕らはあっさり倒されてしまう。

 

これまで僕が何回かたどり着いた

3ヶ月の禁煙期間を粉砕したのは、

みなそのアサシンタイプのJTの刺客だ。

 

「試しに1本だけなら、ま、いっか」

 

これは自分を地獄に落とす呪文だ。

 

この呪文を口にしたら最後、

僕らはスタート地点の街まで初期設定で逆戻り、

というか冒険の書が蒸発して、

セーブデータが破壊される。

 

そんなことになってはならない。

 

「肺がす」はむしろ安心材料。

このもやが晴れたときこそ警戒しよう。

 

 

 

 

禁煙18日目。煙草会社のご意見4。

まだまだあるよ、煙草会社のご意見4。

 

昨日までのまとめでいうと、

 

・世界最大の煙草会社・フィリップモリスは、世界の研究機関の情報を引用し、リンクを貼り、全面的にニコチンの危険性を認めまくってる。 そしてその文章はおそろしく簡潔で、一度読んだだけでも読み間違えようがない。(PMI.com 喫煙と健康

 

・一方、我らがJTが掲載する煙草の危険性の説明文は、悪文で意味が読み取れない。

 

・JTの主張(たぶん「煙草は危険すぎるもではない」というもの)の論拠だと彼らが言ってる「研究報告」や「指摘」のソースを、JTは一切提示してない。

 

・またその「報告」「指摘」をしているという「科学界」やら「各国衛生当局」とかへのリンクもひとつも貼っていない。

 つまり「危険じゃないという証拠がある」と言っているくせに「証拠」をひとつも見せてくれない。(リンク貼るだけなのにね。フィリップモリスはやってるし)

 

 

JT、くっそセコい。

まーじダサい。

それが昨日までのお話。

 

さて、今日はそのつづき。

昨日見たのはJTが主張するコストのページだったけど、まだまだ、彼らは別のページでこんなことも言ってる。

 

 

喫煙リスクの低減 | JT ウェブサイト (下線太字化は僕による)

 

喫煙リスクの低減

私たちは、喫煙のリスクを完全に取り除くことは困難であると考えていますが、喫煙のリスクを減少させる可能性のある製品を開発することは、たばこ会社にとっての当然の責務であると考えています。

喫煙に関連すると言われている各種疾病の発生メカニズムや、たばこ煙中のどの成分がどのように疾病発生に影響するのかについては、十分に解明されていません。したがって、「リスク低減」の定義は何か、それをどのように評価するのかといった枠組について、科学界・公衆衛生当局を含めて広く合意ができているわけではありません。

 

ちょっとここでいっかい区切るけど、えっと、なんだこれ? 

ここにきて、すんごい逆ギレみたいな文章がいきなりぶっ込まれてる。「!」マークが語尾についていてもおかしくない文勢がある。

そんなキレるとこ?

 

だいたいJTが言うように、喫煙に関連すると言われている各種疾病(まわりくどい)の発生メカニズムや影響成分って、ほんとうに「十分に解明されていない」の?

 

なにをもって「十分」とするか、ということを曖昧にすることで、「まだ解明されてない」と表現するレトリック(修辞法)にすぎないでしょそんなの。

 

ちなみに

・WHOも米国心臓協会も「心臓病」の重大な危険因子って言ってるし、

WHO | Heart disease

Smoking & Cardiovascular Disease (Heart Disease)

 

・喫煙は肺がんや他のがんとなる最も重大な要因だってWHOを初めとする機関も言ってるんだけど。

WHO | Cancer

IARC Monographs- Monographs available in PDF format

 

それだけわかれば「十分に解明」されてね?

 

あとなにが必要なの?

 

もちろん研究には終わりはないし、ますます危険度が明らかになっていくのは喜ばしいことだけど、少なくとも「煙草が危険」であることは「十分に解明」されてるでしょ。

 

ちなみにこれらのリンクは、フィリップモリスのサイトに張ってあったからね。

まじでJTの言い訳って、セッコイんだよな。

 

あ、まだ本文続いてた。れつごー。

 

このような状況のなか、私たちはこれまで、煙成分全体及び個別煙成分を低減した製品や、新タイプ製品等の研究開発、評価の研究※に取り組んできました。

たばこ煙中の成分量はタール量と密接に関連しています。より少ないタール量であればあるほど喫煙による健康へのリスクが少ないという可能性は、ある程度各国の科学界や公衆衛生当局に受け入れられてきたものと私たちは理解していますそこで、私たちは、お客様のご要望にお応えするとともに、たばこ煙中のタール量が少ないほどリスクは低減するであろうとの考えに立ち、長年低タールたばこの開発に取り組んできました。低タール製品は日本市場のお客様に支持され、 2013年にはタール1~6mg製品の市場シェアは約53%になりました。また、日本市場製品の平均タール値は2013年に6.9mgとなり、世界でも有数の低タールたばこ市場となっています。

しかしながら、製品のタール量を低減することによってどの程度リスクが低減されるかわかりませんし、またシガレット中のタール成分を完全に取り去ることができるわけでもありません。どの程度タール量を減らせばリスクを低減したといえるのかについても科学的に明らかになってはいません。

「リスク低減」の枠組みについて科学的な結論や幅広い合意が得られていないこともあり、これまでの研究開発努力にもかかわらず、既存の製品よりもリスクが少ないと言え、また喫味の観点からもお客様にご満足いただけるような製品は、現時点でまだ開発されていないものと私たちは考えています。したがって、私たちは、現時点で特定の製品をリスク低減製品として訴求することは行っていませんが、今後とも、喫煙のリスクを減少させる可能性のある製品の開発や評価の研究について、引き続き一層努力していきます。

 

押さえたいところ太字にしたけど、とにもかくにも回りくどい。

 

信じられないような、ひどい悪文だ。

中途半端な文章技術しかもたない気取った書き手が、本意を隠蔽するためにこねくり返してるだけの文章だ。超読みづらいし、理解しにくい。

 

ちょっとこの文章を整理してみよう。

 

はじめの太字のパラグラフのところ、

より少ないタール量であればあるほど喫煙による健康へのリスクが少ないという可能性は、ある程度各国の科学界や公衆衛生当局に受け入れられてきたものと私たちは理解しています。

は、いったい何を言いたいんだろう?

 

・「低タールだと低リスクっていう可能性は」

・「あるていど世間に受け入れられたと」

・「私たちは理解してる」

 

てことだよね? 

留保しすぎ。保険かけすぎ。

この文章に、なんの覚悟もない。

なんの責任も負うつもりがない。

だから意味がわからない。

 

それに各国の科学界や公衆衛生当局に、受け入れられてるのこの「低タールは低リスク」ってやつ。そのソースどこ? なんでリンク張らないの? 

 

 

 

で次の太字のところ。

しかしながら、製品のタール量を低減することによってどの程度リスクが低減されるかわかりませんし、またシガレット中のタール成分を完全に取り去ることができるわけでもありません。どの程度タール量を減らせばリスクを低減したといえるのかについても科学的に明らかになってはいません。

 

・「でも、どれくらい低タールにすれば低リスクなのか科学的に謎」

 

て言ってる。

え?

ちょっと意味わかんないんですけど。

 

整理した前の文章と続けて読むと、

 

・「低タールだと低リスクっていう可能性は」

・「あるていど世間に受け入れられたと」

・「私たちは理解してる」

・「でも、どれくらい低タールにすれば低リスクなのか科学的に謎」

 

ちょっと、待って。

なんなの。なにが言いたいんだよ。

整理したところで何がいいたいのかわかんないじゃんかよ!

はっき言えよ! 

 

ほんとうにJTの煙草の説明って、

最悪にひどい文章だけど、

それでもなんとか文意をくみ取ろうとして何度か読み返すと、

おぼろげに見えてくるのは、

 

「おれたちが作ってる低タール煙草は、リスクが少ないよ」

 

ってことっぽい。

 

そのくせたぶん

「本当にその低タール煙草を吸っている人は、危険リスクが少ないのか?」

ときいたら

「いやいや、そんなことは言ってません」

と彼らは言うはずだ。

 

言い逃れできる道をたくさん用意しながら、彼らは主張してる。

でもあんまり大々的に言えないし(つか実際リスクあるからね)、大声で言うと怒られそうだから、ものすごい大量の留保をくっつけて言ってるだけだ。

 

 

ガキか。

 

つっこみ疲れするよ、まったく。