禁煙28日目。「1本いかが?」がまた来た。
禁煙1ヶ月まであと3日。
煙草が吸いたい、と思うことがなかった1日。
僕が煙草をやめたことを知った友人(喫煙者)とあった。
「また禁煙してるの? いったいなんど目だよ。どうせまた吸うんだから、もうやめたら? ほら、いいよ吸って」
と煙草を出された。
「いいよ。今回はもう心底、煙草にうんざりしたんだ」」
そう言って、断った。
断るのに、びっくりするくらい苦労しなかった。
「まさか、吸わないよ」
とちょっと笑っちゃう感じ。
僕はつよくなった。
間違いなく、別の人間になりつつある。
でもこれがはじめの3日目だったら、と思うとゾッとする。
と思って振り返れば、3日目に僕は友人から煙草休憩に誘われてた。あれはほんとうにキツかった。乗り越えられたのは、意思の力は半分、残りは運のような気がする。
禁煙者に煙草をすすめるのはやっぱり良くないことだ。
ドラッグを断とうとしている人に、
ドラッグをすすめる人間がいたら、
「クズ」だと誰もが思うだろう。
ただ、煙草が麻薬だっていう認識がまだ広まっていないだけだ。
きっと100年後の世界では「煙草は麻薬」が常識になってる気がする。そして、そういう世界であればいいと思う。