まずは「禁煙決戦の決意」と、「禁煙決戦の理由」から。なにごとも最初の決意が肝心です。




禁煙12日目。夢で吸うもの。

JTの刺客はまだまだ諦めない。

僕をニコチンの中毒に引き戻そうと、隙を狙っては襲ってくる。

 

今日、僕は煙草を吸う夢を見た。

もちろん、それは禁煙中によくあることだし、JTの刺客の仕業なんだけれど、やっぱりどこかで傷つく。

 

いつもなら。

 

でも今日の夢はちょっと変わってた。

 

僕は禁煙4日目だった。

そしてなぜか、立て巻き貝が目の前にあった。すごく葉巻っぽい感じの立て巻き貝。でもそれをみた僕は「貝」でも「葉巻」でもなく「あ、たばこだ」と思って、自然と口に持って行って吸い込んだ。

すると不思議なことに、立て巻き貝から煙が肺に入ってきて、はき出して、そこで

「あぁ、禁煙も4日で失敗しちゃったな」

と後悔する夢だった。

 

なんじゃそりゃ。

目が覚めてしばらく夢のことは忘れていたんだけど、しばらくして思い出した。思い出してちょっと笑ってしまった。4日目どころかもう12日目だし、葉巻なんてほとんど吸ったことないし、ていうか貝を吸い込んで煙が出るってどんな世界だよ、って。

チャンピックスを飲んでいるときは、こういう変な夢を毎晩見ていたのを思い出した。最終決戦に臨むと、いろいろな過去の出来事がよみがえるのかもしれない、とか、そんなわけないか。

 

集中力が戻りつつあるのがすごく心強い。

煙草のことをまだまだ考える時間はあるけど、気になればなるほど、むしろアサシンタイプに不用意に斬りかかられる心配がないので、安心感さえ感じる。

ぜったいに負けねぇぞ、JTの刺客。決戦を制するのは僕だ。