禁煙9日目。失敗しない禁煙。
失敗しない禁煙って言うのは、
つまり成功する禁煙ってことで、
成功する禁煙ってのは、
つまり「その後1本も吸わない」人生ってこと。
僕の禁煙の歴史は長い。
なんせ喫煙歴が15年以上あるから。
いわば歴戦の敗者だ。
でも負け方には傾向があって、
たいてい1週間はちゃんと乗り越える。
それはここまでと一緒。
でどのあたりで躓くかっていうと、
7日目から10日間の3日間。
つまり、今だ。
個々を超えると、三ヶ月で失敗したことが1度。
半年で失敗したことが1度ある。
そして期間に関係なく共通して言えることは、僕が負けたのはアサシンタイプに討ち取られてるってことだ。これまでもウォリアータイプの「強烈な初期禁断症状」はなんどが撃退してるし、そのことが自信にもなってる。
ウィザードタイプ「混乱をもたらす後期禁断症状」にも、ここまでくればあるていど対処できるのを知ってる。
一週間を超え、ほっと一安心したところでのアサシンタイプ。これに気をつけよう。
実はアサシンタイプにはアサシンタイプに向けた戦い方がある。
といっても、当たり前のことだけれど。
「二度と、フィルターを唇につけない」
と肝に銘じることだ。
「煙草を口にくわえるだけなら」という誘惑から、僕は以前の禁煙時になんどか煙草に触れたことがある。この誘惑自体は混乱によるもので、結局火をつけることなく撃退に成功していたんだけど、そのような混乱がしばらくつづくと、無意識に煙草を人から譲り受けて口にくわえることがある(信じられないけど、本当にあったことだ)。
このほとんど無意識ってのが隠密行動をとる喫煙衝動、アサシンタイプのJTの刺客だ。
無意識をコントロールすることは不可能に近い。
だからこそ、自分でルールを設定しておく。
「煙草に触れない」
このシンプルだけに理解しやすいルールを設定する。毎朝口にして確認するくらいの厳重っぷり。でもそうすれば、無意識に対するブレーキくらいにはなると思う。
今回の最終決戦に当たって、一年間は煙草に(煙草のケースにさえ)一切触れないことを肝に銘じた。
それほどの覚悟がある。かならず決戦に勝ってやる。JTの刺客、負けないからな!