まずは「禁煙決戦の決意」と、「禁煙決戦の理由」から。なにごとも最初の決意が肝心です。




禁煙19日目。肺がす問題。

もうちょっとで三週間目。

 

三週間と言えば、体内から

ニコチンの影響がなくなると言われてる期間。

 

もう「吸いたい」っていう気持ちは

ほとんど起こらない。

 

煙草のことを思い出すことはもちろんあるけれど、

それが「吸いたい」という気持ちに直結しない。

 

ただ

「吸いたいとは思わないんだけど、なんだこの感覚」

とは思う。

 

なんか、ちゃんと空気を吸い込めていないような。

 

胸が重いような。

もやっとするような。

 とにかく、肺がすっきりしない。

 

そう、「肺がす」問題。

 

べつに煙草を吸いたいわけじゃないけど、

肺がもやもやする。

これは、禁煙したことがある人にしかわからない感覚かも。

 

でも心配無用。

この感覚がある限り、僕は決戦に負けることはない。

肺がもやもやしてるときは、

僕らがちゃんと煙草を警戒してるときだ。

 

それこそ、禁煙初期三日間は、

悶絶するほどの禁断症状と闘っていたわけで、

それをレベル99のボスだとすれば、

こんなのレベル5クラスの簡単な相手だ。メラで倒せる。

 

 

むしろ、注意しなくちゃ行けないのは、

一ヶ月を超えたあたり、

この「肺がす」がどんどん薄れてくるころだ。

 

「肺がす」が晴れて、胸がすっきりすると、

当然だけど、

煙草から意識がどんどん遠ざかる。

 

そのころに、ひょっこり現れるアサシンタイプ。

そのJTの刺客に僕らはコロっとやられやすい。

 

いわば、もう敵がやってこないと安心して、

武器も防具も外してしまい、

体力も魔力も補充していない油断した状態。

 

そんな中で不意打ちに遭遇すると、

たとえレベル20くらいの中ボスでも、

僕らはあっさり倒されてしまう。

 

これまで僕が何回かたどり着いた

3ヶ月の禁煙期間を粉砕したのは、

みなそのアサシンタイプのJTの刺客だ。

 

「試しに1本だけなら、ま、いっか」

 

これは自分を地獄に落とす呪文だ。

 

この呪文を口にしたら最後、

僕らはスタート地点の街まで初期設定で逆戻り、

というか冒険の書が蒸発して、

セーブデータが破壊される。

 

そんなことになってはならない。

 

「肺がす」はむしろ安心材料。

このもやが晴れたときこそ警戒しよう。