まずは「禁煙決戦の決意」と、「禁煙決戦の理由」から。なにごとも最初の決意が肝心です。




禁煙22日目。アサシンの本領。

「今日も、JTの刺客に勝つぞ」

という決意を込めて、

僕はこのブログを毎日、

一日の始めに書く。

 

でも、今日は書きはじめるまで

煙草のことを思い出さなかった。

 

3週間目を過ぎた。

いよいよ大戦場をひとつ後にしたんだ。

その実感がある。

 

相手は兵力のほとんどを失ったし、

死の丘のような死闘を迎えることはもうない。

 

あとは、僕をニコチン中毒に戻そうと、

執念深く追ってくるJTの刺客を、

ひとつひとつ潰していけばいい。

 

 

とはいえ。

僕はこの場所まで、過去にも4回達してる。

そのうち2回は1ヶ月目で、

「1ヶ月やめたし、もう煙草が嫌いかどうか試してみよう」

と一口吸ったところで失敗した。

 

残る2回は3ヶ月目で、

「もう完全に止められた。1本吸ったところで、戻らない」

と1本吸ったところで、戻った。

 

敗者の帰還だ。

 

恐ろしいのは、

僕はどうして失敗したのかさえ、

理解できなかったことだ。

 

でも今回は決戦に臨んでる。

絶対に勝つと決めた総力戦だ。

分析だって極め尽くした。

 

アサシンタイプの本領は

「どうして失敗したのか」

さえ気づかせないうちに禁煙を失敗させることにある。

 

彼らは僕が気がつかないうちに、

すーっと背後に忍び寄って

「1本吸ったところで、戻らない」

と耳打ちする。

 

もし自分の心に

「1本吸ったところで、戻らない」

と聞こえたら、それはJTの刺客の声だ。

 

その事に気がつかず、

僕はまんまと(4回も!)斬られた。

 

反省も含めて、もういちど自分に言いたい。

 

ニコチンとの戦いは、

JTとの決戦は、

「煙草を吸っても戻らないかどうか」の勝負じゃない。

「煙草を一口でも吸わないかどうか」の勝負だ。

 

 

よし。今日も勝てる。